翻訳援助ツールOmegaT

先月東京で行われたオープンソースカンファレンスで、何気なく「翻訳援助ツール」のセミナーに参加してみたら、何気なくよさそうなツールでした。


名前はOmegaT
マニュアルなどの文書を翻訳する際に便利な機能を集めたアプリケーションです。
端的に最大の特徴を言うならば、翻訳した一文一文の訳文をメモリにためて、次回同じような文に出会ったときに参考訳文として自動的に表示してくれるのです。
作業の効率化になりますね。


「翻訳援助ツール」なので、自動翻訳してくれるわけではありませんが、ちゃんとGoogle Translateの機能を引っ張ってきているので、それが翻訳するときの参考になります。
ちゃんと使えたら便利そう。
こういうアプリって他にもあるのかな。


ただ…実はこのアプリをinfoScoop Calendarの国際化に使えないかと思っていじっていたのです。
でもちょっと今回の件には向いてないかも。


OmegaTは、文書の一文一文を読みとって分節化してそれを翻訳し、翻訳したファイルを新しく作っていくものです。
なのでソースファイルなどの中にある言語の翻訳に使うとしたら、まず翻訳対象ファイルをOmegaTに持ってきて、コードの中の翻訳する箇所を翻訳して、新しく作ったファイルの中身をプロジェクトのソースコードにコピペ、のような手順を踏まないといけないのかな?


いやいや、それ以前に国際化の方法はただソースファイルの日本語を翻訳するだけではなく、コード自体も書き変えながらしなければならないので、やっぱりOmegaTは使えないですね。


HTMLには対応しているみたいですが、本当にドキュメント翻訳向きのアプリですね。
今回は使えなくてちょっと残念だけど、いつか利用してみたいと思います。